有料老人ホームは介護施設の一種であり、いくつかの種類があります。「介護付有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」の3つに分類され、それぞれ入居条件や提供するサービスの内容が異なります。老人ホームと聞くと介護を必要とする高齢者が入居しているイメージですが、介護を必要とせず自立した生活を送れる高齢者を対象とした施設も存在します。なお、ほとんどの施設では「利用権方式」を採用しています。
有料老人ホームで働く介護士の主な仕事は入居者の介護業務や生活支援業務です。食事介助や身体介助などを行いますが、民間企業が運営していることもあって接遇スキルが求められます。勤務時間は施設の人員配置によって異なります。24時間介護士が常駐している施設であれば夜勤が発生します。健康型有料老人ホームは介護を必要としない高齢者が入居しているので、介護士として働く場合は介護付有料老人ホームか住宅型有料老人ホームがメインになるでしょう。
有料老人ホームで働く場合、生活支援業務だけを担当するなら資格は必要ありません。ただし、入居者の身体に直接触れる介護業務を行う場合は資格が必須です。その際に必要となるのは「介護職員初任者研修」以上の資格です。介護職員初任者研修は介護士としての入門資格であり、働き始める前に取得しておくことをおすすめします。働き始めた後は「実務者研修」を取得し、最終的には国家資格である「介護福祉士」の取得を目指しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は高齢者住まい法に基づく住宅で、安否確認と生活相談サービスが必須となっています。2011年に制度が創設され、現在では全国に約27万戸が登録されている重要な高齢者向け住宅です。住宅としての性格が強く、入居者は賃貸借契約を結んで居住するため、一般的なアパートやマンションと同様の居住権を持ちます。バリアフリー構造で、各住戸は25平方メートル以上の床面積を持っており、台所や浴室などの必要な設備が整っています。介護サービスは外部事業所との個別契約となり、入居者が自分に必要なサービスを自由に選択できるのが特徴です。ケアの専門家が日中常駐し、入居者の安全と安心を支えています。
