給料はどれくらい?
有料老人ホームで働く介護士の平均給料
参考までに、まずは介護付有料老人ホームで働く介護士の平均給料を紹介します。介護労働安定センターが実施した令和元年度介護労働実務調査によると、介護士の平均給料は21万1,525円です。ただしこれはあくまで平均額で、有料老人ホームは種類によってサービス内容や方針が異なり、給料にもバラつきがあることを覚えておきましょう。
給料アップを狙うには
では、有料老人ホームで働きながら給料アップを目指すためにはどうすればいいのかを見ていきましょう。まず取り組むべきなのが「資格の取得」です。介護・福祉関連の資格を持っている介護士に対し、資格手当を支給している施設が多いためです。別頁でも紹介した通り、「介護職員初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」の順にステップアップしていくことをおすすめします。それ以外だと、「認知症ケア専門士」「社会福祉士」「精神保健福祉士」「認定特定行為業務従事者」などの資格保有者に対して手当が支給される場合もあります。
次に、「積極的に夜勤に入る」ことも給料アップにつながります。資格保有者と同様に、夜勤担当者にも手当が支給されます。法律で定められている深夜の割増賃金分として夜勤手当が支給されるため、夜勤に入る回数が多ければ多いほど給料も増えていきます。
また、「同じ施設に長く勤める」こともおすすめです。ほとんどの施設では勤続年数に応じた昇給制度が設けられており、同じ職場に長く勤めれば勤めるほど給料が上がっていきます。同じ職場に貢献し続けることで、役職を与えられることもあるでしょう。規模の大きい有料老人ホームは職員の数が多いため、取りまとめや教育を担当する役職を設けています。そのような役職に就けば、役職手当が支給されて自然と給料も上がっていくでしょう。
給料が高い職場とは
給料を高く設定している有料老人ホームは、即戦力や管理職候補となる人材を募集しています。すでにある程度の経験を積んでおり、今以上の待遇や給料を望むのであればこういった職場に転職しましょう。逆に、未経験の人がこのような職場に応募しても採用される確率は低いです。そのため、まずは上述で紹介した通り資格を取得して地道に経験を積んでいきましょう。
なお、転職する際は介護士の転職に特化したサービスを利用することをおすすめします。業界内の知識が豊富で、幅広い求人を扱っているためです。別頁でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
有料老人ホームで働きたい人におすすめ!
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働くのに資格は必要?
資格がなくても有料老人ホームで働くことはできますが、今後のキャリアを考えると取得しておくことをおすすめします。最初に「介護職員初任者研修」を取得し、後々は国家資格である「介護福祉士」の取得を目指しましょう。
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まずは仕事内容を確認
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有料老人ホームとは?